新興梨は新潟で生まれ育った梨です。
和梨では最後に収穫される新興は、果実の大きさはやや大きめで400gから500gくらいで、果皮の見た目が非常によく、
果肉はシャキシャキとした食感があり非常に果汁が多く程よい甘さに柔らかい酸味と甘味のバランスが整っているのが特徴です。
新興梨はうまくすると3月まで楽しむことができます暖地産の新興梨は越年が難しいと言われていますが、
新興はその酸味のおかげで、新潟県ではうまく貯蔵しておくと、3月頃まで食べることができます。
保存しておく過程で酸味は徐々に抜けていきますので、期間を開けて食べ比べるのもいいかもしれませんね。
新興は日持ちがいいので、ご贈答用にどうぞ。
新興の常温(暖房の効いていない室内、もしくは室外)での貯蔵期間は1月下旬くらいまでですので、お歳暮やお正月のご進物などのご贈答用に最適です。
(常温での保存も可能ですが、できるだけ冷蔵庫で保存していただくことをお勧めします。)
また、ご家庭での食後のデザートにもいかがですか。新潟ではお正月に「コタツで新興」が定番です。
寒い冬に暖房のきいた部屋で食べると最高においしいですよ。
貯蔵性が高いのも特徴で、涼しいところに置いておけば一ヶ月近くはもち、適温で貯蔵されたものは年明けまで出回ります。
新興梨など大玉の梨はスーパーなどで上下逆さの状態で並べられていることが多いのですが、これはこの梨の形によるもので、上の肩の部分の大きさに対してお尻の部分が小さく、尻すぼみの形をしています。
そのため、そのまま並べると小さなお尻に重みが集中しその部分から傷みやすくなるからだそうです。